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Beethoven Symphonie No9
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練習番号Kからのフーガ部はかなり速いテンポの場合は第一の難所といっていいだろう。ベートーヴェンの指定したテンポは 84。付点四分ではない。この速さはものすごい。一般的に演奏されているテンポはMM60から70位ではなかろうか。ベートーヴェンのテンポは現代の高度に訓練されたオーケストラでは不可能ではないにしても複雑なフーガの各音が明確に聞こえる為にはかなり正確な演奏を要するだろう。
M435、436のフーガ主題は Sf が付いているのでこのボーイングが良いだろうと思うが参考までに書いておく。M471からは特に速いときにはこのボーイングの方が腕に負担が少ないと思うが、小さい弓で八分音符をしっかり引っ掛けて弾くこと。特にダウン−アップの時にリズムが甘くならないように注意を要する。又、弓順で弾くのもなかなか興味深いので試してみる価値はある。この部分はエチュードとして練習しておくと色々役に立つ。Mからは特に移弦、オクターブ跳躍が多くなかなか難しい。オクターブは1−4 の開いた形と三弦を跨ぐ形とふたつ在るが、どちらもオーケストラでは使う機会が多い。

以下続く
2010年12月9日
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オーケストラ エクササイズ
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1. Rossini
Otello
2. Beethoven symph. 9 finale
3. Bartok Concerto for orchstra
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